今日は英論文をまだ読みなれていない方、もしくはこれから読み始めようと考えている方に向けて、私が実践してきた方法をお伝えします。
私が英論文を読み始めた頃、Ctrlキー+Cボタンを押すだけですぐに意味がパソコン画面上に出てくる英辞郎を多用していました。
これにより紙の辞書を引く手間が省け、単語の意味だけを取り敢えず捉える方法を取っていました。
今はスマホに辞書機能が付いたので、もっと簡単に調べる事が出来る様になりました。
文法が分からない段階でも単語の意味さえ分かれば、大体の意味がつかめるのです。
下に先日紹介した論文からの引用例文を載せてみますね↓
Computational models have been proposed in several fields, to interpret not only the CNS functioning, but also its efferent behaviour.
例えば文法が分からなかったとして、この文の単語を調べると以下の様になると思います↓
Computational models(計算モデル) have been(?) proposed(提案された) in(の中で) several(いくつかの) fields(領域で), to(〜の方へ)interpret(通訳、解釈する) not(ない、違う) only(〜だけ) the CNS(中枢神経系) functioning(機能), but(しかし) also(〜もまた) its(それの) efferent(遠心性、出力性) behaviour(行動).
こんな感じになりますよね。
強引につなげてみるとこんな感じになると思います↓
計算モデル、提案された、の中で、いくつかの領域で、の方へ、解釈するだけじゃない、中枢神経系機能、しかし〜もまた、それの、出力性、行動
英語だと言いたい事を後から付け加える様な文体のため、
"何を?どこで?"を付け加えながら読むと意味がわかります。
計算モデル(は)提案された(どこで?)、いくつかの領域の中で、の方へ、解釈するだけじゃない(何を?)、中枢神経系機能(を)、しかし〜もまた、それの出力性行動(も)
こんな風にみてみると、変な日本語ですが、何となく意味だけは捉えられるのではないでしょうか?
英論文を読むだけであれば、単語の意味を書き込む作業もしなくても良いと思います。すぐに意味を忘れてしまうからといって意味をちくいち書き込むと、返って面倒になってしまいます。
それじゃ意味は忘れても良いのですか?なんて声が聞こえてきそうですが、忘れてしまって良いのです。
こんな事をしながらその単語と繰り返し出会う事で自然と忘れられなくなります。
もう1つ重要なことは、始め読み始める時は同じキーワードで、いくつも同じ領域の論文を読むことです。
例えばキーワードがバランス(Balance)であったら、その様な論文を10本読んだ方が早く単語が身につきます。なぜならキーワードが同じであれば、論文の中に載ってくる単語も似た様な物が多いからです。
この様にして、少しずつ領域を広げていく様にしましょう。
調べる単語が減るにつれて読む速度が早くなり、より英論文への抵抗も減ります。もちろん私は文法が必要無いと言っているわけではありません。何故なら文字の羅列だけでは、正確な英語の意味を取る事が出来ないためです。しかし、いきなり文法書をマスターしてから論文を読もうと思っても、論文を読み始める作業に入れずに、終わってしまう可能性を危惧しています。
まず単語だけでもササッと調べてしまい、文法の勉強などは平行して少しずつマスターすれば良いと思ってます。機会を作り、必要に迫られた方が文法の勉強も返って捗るでしょう。
まず単語だけでもササッと調べてしまい、文法の勉強などは平行して少しずつマスターすれば良いと思ってます。機会を作り、必要に迫られた方が文法の勉強も返って捗るでしょう。
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